3研の桑折先生と行っていた水を含む7配位Ho錯体をMD計算でシミュレーションする研究がInorganic Chemistryにて公表されました。7配位構造を再現するために、Hoとその周りの原子について新規に力場を開発してシミュレーションを行いました。Hoに配位した水の水素結合は、3回対称で運動しバルクの水と同程度の速度で結合の生成と切断を繰り返しているところが興味深かったです。研究成果は、Supplementary cover artにも選出されました! EurekAlertで取り上げられています。
シミュレーション結果の動画も作成して公開しています。論文は以下のリンクから参照できます。
https://doi.org/10.1021/acs.inorgchem.3c01277