京都大学増野研と共同で行った希土類リッチホウ酸ガラスの研究が公表されました。第一原理MD計算を用いてメルトから固化までの構造やダイナミクスを解析し、ガラス構造の形成機構について考察しました。シミュレーションにより、よく知られているリング構造と孤立したBOユニットの反応経路が明らかにされました。また、千葉大学がオープンアクセス費用を負担してくれることで、負担なくオープンアクセス化することができました。千葉大学に感謝いたします。なお、本論文はSupplementary Cover Artにも選出されました。
https://doi.org/10.1021/acs.jpcb.4c05039
以下の動画は、溶融ガラス中のリング構造が4配位B部位で生成・消滅する様子です。